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2011.01.05Wednesday

1月25日:「続き」追記

ついに年が明けてしまいました。
前回からだいぶ時間が空いてしまってすいません、生きています。
もはやうみねこ専用ブログになってしまったのではと思うほどうみねこの時にしか更新しないですね。
申し訳ないです。
でも今回も主題はうみねこです!(キリッ)

…の前に、近況報告。
無事就職先決まりましたー。
ついに社会人ですよ。この駄目人間が!

ので、春以降はこのブログが更新できるかは分かりません。
ツイッターの方では、ブログと比べればまだ更新(つぶやき)するほうだと思うので、そちらで近況を追ってもらえればと思います。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

それでは本題。
 

いつものように「うみねこのなく頃に」Ep1~8及びひぐらしの容赦ないネタバレがありますのでご注意ください。




※随時書き足していきます。

世間ではファンを馬鹿にしてるだの、結局ふろしき畳めてないだの言われてるようですが、私の純粋な感想としては、満足度70%くらいです。概ね納得しました。
‐30%の理由は

・エンジェの改心(ひきにくから戻ってきたところ)をもう少し丁寧に表現して欲しかった。
・エンジェとバトラの再会をもう少し早くしてあげて欲しかった。せめて30代のうちに。
・ラストエピソードなのだから、プレイヤーに猫箱を開ける/開けない(真相を知る/知らない)の選択肢を与えてほしかった

と、このくらいでしょうか。
特に3つ目は物語のテーマ的に真相を明かさないのは納得できたのですが、手品EDを用意するくらいなら猫箱の中身を知るEDも欲しかったな、と。(エンジェは知りましたが、プレイヤーには明かされなかったので)
細かい感想や考察は以下思いついた順にツラツラと書いていきたいと思います。

・最後の展開は蛇足だったのか?
いろんなところでベアトとバトラが沈んだ後は蛇足ではないかと言われているみたいですね。
生きててブーイングくらう主人公も珍しい(笑)。
さておき、私個人はあの展開(福音の家の右代宮のホールの場面)は必要だったと思います。
何故なら
・バトラの人格死が死として扱われることの再確認であり、
・その人格を呼び覚ましたエンジェが、現実世界でも”反魂の魔女”であること、エンジェ・ベアトリーチェであることを証明するシーンである
からです。
あと、バトラが昔のじいさまそっくりなのはわざとでしょうね。Ep6でも雛ベアトに辛くあたるバトラが娘ベアトに対しての金蔵を彷彿とさせたように、Ep7から演出効果を狙っていたんでしょう。それは展開的に納得できるのですが、プレイヤー側の気持ちとしては「もっとはやく会ってやれよ!」という気持ちでいっぱいなんですよね。あの立ち絵ならバトラ30でもいけるはずなのになぁ、と。

・結局ベアトリーチェは殺人を犯したのか?

最後の水路のところで勝手に確信したのですが、青き文字で主張させていただきます。

ベアトリーチェは殺人を犯していない!
もし六件島で殺人を犯していたならば、どんな理由であれバトラがあんなにもベアトといちゃいちゃするはずがない。
そして水路の演出は金蔵とビーチェの過去のやりとりを彷彿とさせる。金蔵の主張によれば、金蔵は海軍所属時自発的殺人を犯しておらず、それはビーチェも同様である。
うみねこの物語の各所に金蔵とビーチェ、及び娘ベアトの関係性がバトラとベアトと被るように構成されている。
よって、バトラとベアトはEp7で明かされた、ベアトの働きかけがきっかけの、黄金症候群による親族同士の殺し合いに巻き込まれた説を主張する!

まさかあんな惨劇が起こることを想定していなかったベアトはバトラを匿い、全てを話し懺悔。
バトラも自らの罪を知り、ベアトと共に生きていく決意をする。
だけどベアトは結局金塊を重石に、海に消えることを決めた。
バトラはベアトを追ったが、結局二人は引き裂かれる。
最後にベアトを抱きしめたのは上位世界のバトラ。そしてバトラの人格の象徴。だからここでバトラは死ぬ。
けれどバトラの体は生き残り、八城十八として生きていくことになる。
そして生前にベアトが面白半分で撒いたボトルメールにより、事態がややこしくなってしまった。
これが私の真相です。

・Ep7に立脚した真相?じゃあバトラの両親が殺人鬼なのか?
それも違います。私もEp7まではそう思ってましたけど。
Ep8のエンジェの母親になってくれてありがとう云々の霧江と絵羽のやりとりを見ていると、とてもそうは思えないのです。
じゃあ殺人鬼は誰なのさ?

そうじゃない。そういう見方じゃあない。
多分、皆が殺し合った。誰かが一方的にとかではなく。
Ep7の二男夫婦の虐殺はベルンが「最悪のカケラ」だと言いました。嘘だとはいいませんでした。その可能性もあったのです。だけど、あれはタイミングが少しでもずれたらきっと皆がそうなった。
けれど、あの兄弟はいつも殺伐としているわけではなかったのです。それは全Epが語っています。確かにお金でギスギスすることもあったけど、それだけの仲じゃないことは読破すれば分かるはずです。
妙に優しかった金蔵も、あれが全てではないでしょうが、彼の一面だったのでしょう。

・家族を恐れさせた金蔵
・けれど家族を愛してもいた金蔵
・愛人であるビーチェを愛した金蔵
・そっくりさんの娘ベアトに間違った愛を与えた金蔵
・ヤスに懺悔した金蔵

すべてが金蔵の一面であり、それらを多面的に見て初めて本物の金蔵になるのです。
だから、虐殺をしたルドルフ、霧江も、マリアに辛くあたるローザも、その一面でしかない。彼らはそれだけの存在ではない。普段はもっと家族思いで、優しい一面もあったに違いないのです。
だから、絵羽は語らないことを選んだのではないでしょうか。
誰の名誉も傷つけたくなかったから。
死者の名誉を世間の目から守るために、口を閉ざしたのではないかと私は思うのです。
だって、死者がどんな人間であったかを覚えていてくれる人は少ないのだから。死者(右代宮の人々)に対する愛がなければ、死者は過去の一面だけでそれが全てのように吹聴され、辱められる。
だから絵羽は自分が辱められることに耐えた。
けれど、エンジェはそれを支えてはくれなかった。
思い返せば、Ep1やEp3で特に絵羽が精神不安定で、秀吉が励まし支えているシーンがありました。それは嘘ではないと思います。誰かに支えてもらわないと、精神がぐらつく、それも絵羽の一面だったのです。
生き残った自分を世間は殺人鬼と罵り、唯一の心のよりどころのはずのエンジェさえ、自分を犯人だという目で見る。ジョージは死んだ。秀吉も死んだ…。
これでは絵羽が壊れてしまうのも無理ないと思うのです。
そこで、二人の悲劇が始まってしまったんだろうなぁ。

とにかく、誰もが誰かを殺す可能性があり、殺さなければ殺されるという状況下にあったので虐殺的な殺人鬼はいないというのが私の見解です。

・山羊の皆さんの扱いは読者を馬鹿にしているのか!?
んなわけないのは、お前らが一番分かってるだろーが!!
ひぐらし騒動の時に作者を支えたのは誰だよ!?読者のありがたみを知る作者が読者を見下すわけがないだろう。そんなことも分からねーのか!

…個人的意見を簡単に言うとこんな感じです。
作者に対する愛がないと、山羊さんの扱いは侮蔑に映るのでしょう。
私には、六件島を食い破る山羊の描写はどちらかというと、ひぐらしの時の作者を彷彿とさせられました。読者が連携して推理し、鷹野が犯人であることを原作よりも先に明らかにしちゃった時とか、作者はあんな心理だったんじゃないかと思うわけです。どんどん追いつめられて、逃げ場所がなくなっていく。そんな感覚。
だから、魔法が通じない場面でキャラは焦ってましたが、作者は焦りつつも喜んでいたのではないかと思うのです。
やべー、逃げなきゃ!でもそこまで辿りついてくれて嬉しい、みたいな。
まぁもちろん物語の中の、遺族をどんどん殺人犯扱いして愚弄する人々の皮肉も表現してるんですが。

けれどあれは、うみねこという世界で読者がどれだけ重要かつ脅威で、中でも物語をしっかり味わって推理する読者が強力だということを描いたのだろうなぁと私は解釈しています。
つか、うみねこという物語を愛して、その本質を分かってる読者ならそこまで不快にはならないはず。
だから怒ってる人は気づいて欲しい。あれが作者からのラブレターであることを。

・赤字って結局破っていいの?
という問いがうみねこEp8に対して多かったことにびっくりしてます。
赤字は真実を述べるときに使われます。
だけど、それを真実だと貴方が認めるかは別の話。そういうことを言ってただけですよ。
だから赤字が頼りにならないんじゃ推理できないという主張はおかしい。
もちろん、赤字って作者と読者の信頼関係でなりたっているから、読者が赤字に嘘が入ってると疑うのは勝手。作者を信じないも自由。
けれど、赤は真実のみ語る。それはまぎれもない事実――だと、少なくとも私は信じています。
 
1月25日追記
ちょっと整理したくなったので。
・EP1と2の作者はベアト。ゲームマスター:ベアト
・EP3と4の作者は八城十八。ゲームマスター:ベアト
・EP5はベルンとラムダ=外の世界?。ゲームマスター:ベルンとラムダ(乗っ取り)→バトラへ
・EP6は八城十八。ゲームマスター:バトラ
・EP7はベルン?。ゲームマスター:ベルン
・EP8は?。ゲームマスター:ベルンとバトラ

私が分からないのはEP3の扱い。
十八は何故絵羽を悪者のように描写したのか?
このせいでバトラ犯人説まで出てるし、説得力もある。残念なことに。
だから私はバトラ擁護論を考えてみようと思う。バトラが犯人なのは嫌なので。
例えば、真実がEP3+7みたいな感じだったらどうでしょう。
(前述で真実について考察してますが、今回はEP7が真実だと仮定しての話です)
ベルンが真実だと言ったEP7において、バトラは霧江が殺したみたいな雰囲気ですが、まとめwikiとかを見ると、バトラが殺された描写はないんです。(本編はチェックする時間がなかった)
もしもその時バトラがベアトと合流して霧江をやり過ごし、絵羽と対面したらどうなるでしょう。
父と母を殺した絵羽という構図のできあがりですよね。
で、EP3ラストの「あんたが犯人だったのか」に繋がる、と。
つまり、バトラは真相を知らず、絵羽が犯人だと思い込んでいるならば、十八がEP3を書いた理由が見えてくるのです。
EP3は絵羽を告発するためのボトルメールだった。
これが私の現時点での考えです。
「へそ噛んで死んじゃえばぁ?」という言葉はEP3が初出。これはEP3で創作された絵羽の口癖だと思うんです。EP1,2には一切出てきませんでしたから。
しかしEP3ラストで現実世界の絵羽が同じセリフを吐いています。死の淵にいきなりこんな言葉言い出すのはおかしいですよね。ましてそれが世間に流れるはずもなく、十八も知るはずがない。
だからEP3は絵羽が亡くなる前に書かれたのが妥当だと思うんです。
そこで絵羽犯人説に拍車がかかり、絵羽は壊れていってしまった。EP3は絵羽の目にも入ったことでしょう。だから絵羽が死の淵にそんなことを言ったのは、エンジェを真実から遠ざけるため。
それならつじつま合うかなぁ…と思うのです。

その他メモ
・EP4はベアトの擁護(というか、ベアトへの懺悔?)
・EP5はネットなどで六件島事件が流布することに対し十八がついに思い腰を挙げたという暗喩?
・EP6は六件島事件をいじる人への挑戦状?
・EP7は真相
・EP8で猫箱に閉じ込める

また思いついたらぽちぽち加えていきます。

・赤字と金字
・天草と船長はグルか?
・理御にとってのウィル、ベアトにとってのバトラ。その共通点
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